化学物質等のリスクアセスメント指針が公表される

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化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針が、平成27年9月18日、危険性又は有害性等の調査等に関する指針公示第3号として厚生労働大臣から公示されました。

この指針は平成28年6月1日から適用され、平成18年に公示された同名の指針は同日に廃止されることとされています。

また、指針についての通達は、平成27年9月18日基発0918第3号「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針について」として発出されています。

この指針及び通達は、次の厚生労働省関係のアドレスからご覧いただけます。

(指針)
https://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/kouji/K150918K0010.pdf

(通達)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000098259.pdf

<解説>

改正労働安全衛生法をはじめとする今回の化学物質管理に係る法令改正は、人に対する一定の危険性又は有害性が明らかになっている労働安全衛生法施行令別表第9に掲げる640の化学物質等について、

①譲渡又は提供する際の容器又は包装へのラベル表示

②安全データシート(SDS)の交付

③化学物質等を取り扱う際のリスクアセスメント

の3つの対策を講じることが柱となっています。

今回の指針は、事業者にその実施が義務付けられた化学物質等を取り扱う際のリスクアセスメント(平成28年6月1日施行)に関する指針です。

なお、一連の法令改正については、次の厚生労働省ホームページが参考となります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/anzen/an-eihou/index.html

<当会会長あて通知>

化学物質等の表示及びリスクアセスメントに係る関係法令、指針等の制定について

安全データシート(SDS)の交付状況の確認について

 


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