平成25年の労働災害発生状況が確定

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厚生労働省は、平成25年の「労働災害発生状況」を取りまとめ公表しました。

それによると、平成25年は、死亡災害、死傷災害、重大災害の発生件数が、4年ぶりにいずれも前年を下回りました。

1 死亡災害発生状況

死亡者数は1,030人で、平成24年の1,093人に比べ63人(5.8%)減と2年ぶりに減少しました。死亡者数が多い業種は、建設業:342人(前年比25人・6.8%減)、 第3次産業:282人(同15人・5.1%減)、製造業:201人(同2人・1.0%増)。

2 死傷災害発生状況

死傷者数(死亡・休業4日以上)は118,157人で、平成24年の119,576人に比べ1,419人(1.2%)減と4年ぶりの減少となりました。

3 重大災害発生状況

一度に3人以上が被災する重大災害は244件で、4年ぶりの減少となりました。

4 事故の型別による死亡災害・死傷災害発生状況

(1)死亡災害

建設現場の足場などからの「墜落・転落」による災害が266人、機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が132人と、この2つで全体の4割を占めています。そのうち、「墜落・転落」は過半数が建設業で発生、「はさまれ・巻き込まれ」の約半数が製造業で発生しています。

(2)死傷災害

最も多いのは、つまずきなどによる「転倒」が25,878人、続いて足場などからの「墜落・転落」が20,182人、機械などによる「はさまれ・巻き込まれ」が15,276人となり、これらの合計が61,336人と全体の過半数を占めています。

詳細については、下記を参照ください。労働災害の暦年の推移、派遣労働者、外国人労働者の労働災害発生状況も掲載されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/hou……46019.html


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