機械設備の危険性に関するリスクアセスメントの進め方

「リスクアセスメント」は、職場の潜在的な危険性又は有害性を見つけ出し、これを除去、低減するための手法です。労働安全衛生管理の基本的な指針である「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(厚生労働省)」の中では「危険性又は有害性等の調査及び実施事項の決定(第10条)」と規定されています。「リスクアセスメント」の実施は、平成18年4月から労働安全衛生法第28条の2の規定により事業者の努力義務とされてきました。
そこで、本年度の当会の「リスクアセスメント研修」では、平成12年9月14日付け基発第577号通達(リスクアセスメント担当者(製造業等)の研修実施要領)に従ったカリキュラムによる研修としますが、その焦点を機械設備にあてたものとしました。
本研修会には講師として、清水尚憲氏(独立行政法人労働者健康安全機構労働安全衛生総合研究所・機械システム安全研究グループ統括研究員)、北條理恵子氏(同主任研究員)及び後藤博俊氏(本会顧問)をお迎えします。
平成28年の休業4日以上の全産業における死亡者数は928人、死傷者数は117,910人であり、長期的には減少傾向にありますが、製造業においては死亡者数177人(19.1%)、また、死傷者数は26,454人(22.4%)と少なくありません。また、厚生労働省による「労働災害原因要素の分析(平成22年)」によれば、労働災害発生原因のうち、不安全な行動のみ、または不安全な行動及び不安全な状態に起因する労働災害が全体の97.6%となっています。このような現状を踏まえて、製造業における労働災害の一層の防止を図るためには、機械設備の設計・製造者や使用者のリスクアセスメントへの取り組みが重要となります。本研修では、リスクアセスメントの意義を理解した上で、具体的なリスクアセスメントの進め方や保護方策の選定方法、残留リスク情報の提供方法などを具体的に学習することを目的としています。さらに、ヒューマンエラーとは何か、またどのようなメカニズムで発生するのかについてもこの研修を通じて理解して頂く予定です。

この機会に既に「リスクアセスメント研修」を終了された方々も含めて奮ってご参加頂きますよう御案内いたします。

(注)安全管理者選任時研修や安全衛生推進者養成講習の、いわゆる「リスクアセスメント」の科目の講師資格の一つになります

* 本研修は平成12年9月14日付け基発第577号通達に従ったカリキュラムによる研修(注)として修了証をお渡しいたします。


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