労働安全研修会

☆ 令和元年度 労働安全研修会のポイント

1. 産業安全行政の動向

今後の新たな労働災害防止施策について、それらを企画・立案された厚生労働省安全衛生部安全課の責任ある担当官からご説明をして頂きます。

 2. 現場工事の安全環境向上への取組み事例

建設業は国土整備の根幹を担う産業分野の一つである。戦後の復興期から高度経済成長期にかけて建設された構造物の多く、すなわちダム・発電所・上下水道・新幹線・高速道路・高層ビル等は今日の社会の発展と利便性向上に大きく貢献してきたことに疑いの余地はない。さらに近年、大規模自然災害からの復旧や防災・減災への備えの必要性も高まり、我々の暮らしを支える社会資本施設の整備が、ますます大切な時代を迎えている。しかし、このような情勢の下で、建設業を取り巻く環境、とりわけ「仕事の安全」には、他産業に比べて多くのリスクが顕在的あるいは潜在的に残されている。

そこで今回、こうした建設工事のリスク回避を目指しての、現場の安全環境向上への取組み事例について紹介する。

 3. 危険物事故における現場対応-漏洩、噴出、火災…二つの安全-

平時、危険物質の製造過程における有毒・危険性ガスから労働者を守るための作業環境の許容濃度については、労働安全衛生上の各種基準やルールが定められている。しかし、事故や災害が発生した有事に、現場対応者が活動できる短時間曝露の“物差し”(基準や目安)が、日本では明確ではない。事故が起こらない、起こしてはならないという前提の「安全」の概念のみが存在し、事故が発生した場合の「安全」という概念が欠如しているのではないか。

一般財団法人海上災害防止センター(MDPC)は危険物災害プロ集団であるが、危険を顧みず突入したり、危険だから逃げ出したりすることはなく、現場安全の“物差し”をもって、現場の環境を測定し、戦略を立て、必要な資機材を駆使して、現場の安全を確保しつつ、戦術を展開していく。

講演では、実際の事故現場で対応事例と直面した「有事の安全」について、披露させて頂く。

4. 行動特性を教育訓練で改善し、事故防止-ノンテクニカルスキル教育の普及-

①  「行動特性評価と自己認識の強化」の必要性・有用性の気付き

自己認識の強化が運転員にその行動特性起因のトラブルの発生抑制に貢献するものである。それも他者との比較において自己認識は強くなる。例えば、行動特性の自己評価後,ご自分が他者より「思い込み」が強い判定を受けると「思い込み」起因のトラブルを防止する方向で思い込み防止の方法を実践する。他者との比較は匿名でのマッピングによって導かれる。その活動ガイドを示す。

②  規律遵守性向上方法

手順書を守れなかった・守らなかった事故は多い。そのパターンを説明し、事故を防止するきまりを守る教育から事業所全体の横串管理の展開までのPDCAに関する活動ガイドを示す。最終的に行動変容力に結び付けるのが教育の目標である。「規律遵守性」が悪いと判定されれば それに気づき、きまりを守る行動に少しずつ変わっていくことを目指す。

 


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